No, No, No!

公開されました: 9 19 , 2016
投稿者: アラン・スミス

オックスフォード英語辞典のグローバル調査によると "No" は英語ではもっとも不人気な単語の一つだ。

この調査は、言語に関する不満点についての最大規模のグローバル調査となるべく着手された。辞書の編纂者たちは、世界中の英語話者に対して、英語についてのいくつかの質問をおこなった。プロジェクト名はOneWordMapであり、最初の調査は、人々が最も嫌っている英単語を探すことだった。

オックスフォード辞書の編纂者たちは、何万人かの回答者が国や年齡、性別などの属性によって、無数の「嫌いな単語」をリストアップすると期待していた。結果、世界の人々の目に見えない構造やグループを解き明かせるだろうと。同じような試みは過去に何度も行われていたが、いわゆる「不適切な言葉」が多くの票を集めてしまったために、結果は公表できなかった!

事前調査の段階で8000人の回答があり、トップは "moist" (湿った)、続いて "no"、 "hate"、 "like"、 "can't" が並んだ。

個人的には "moist" という単語は嫌いではないのだが、回答者たちは一体何を考えていたのだろう?しっとりとしたケーキ、クリスマスのターキーディナー、すべて "moist" だ。素晴らしいではないか!

認知心理学者によると、ある単語が嫌われる理由は3つ、その単語の響き、単語が想起させるもの、そして、その単語は不快だという社会的な共通認知、の何れかだ。

"No" が嫌われる理由は、たぶん3番目の理由によるのだろう。

"No" はとても短い単語だ。音節は1つしかなく、たったの2文字だ。そんな単語が、何故そんなにも強い単語に成りうるのか ?"No" という単語は、道路封鎖線のようなものだ。アイデアを脱線させ、疑義を作り出す。短期間に No を大量に聞かされようものなら、あなたは自身の人生を考え直さざるを得なくなるほどだ。自身の計画や提案が中断されたり中止になるので、我々は No が大嫌いだ。

だが、"No" という言葉は、じつは全くのところ、問題ではないのかも知れない。実際、プロフェッショナルな交渉者として、私は No という言葉には嫌悪感を持っていない。相手が No を発するのは好ましいことが多い、とすら感じる。

考えてみて欲しい。

プロジェクトや計画、予算を相手にプレゼンテーションして、即座に Yes と言われたとしよう。Yes という言葉をもって、相手はあなたの手をテーブルから払い除けたわけだ。これは本当にベストな取引だったのだろうか?たぶん違うだろう。

相手が No なら大いに結構、正しい場所から始めたということだ。次にすべきは、自分の提案を変更、調整し、また新たな価値を付け加えて、相手の Yes に向けての旅を始める。

"No" という言葉を好きになることを学ぼう。

 

原文: No, No, No!


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