習慣と仮説

公開されました: 9 10 , 2015
投稿者: アラン・スミス

習慣とは人間の自動的な行動様式の中で最も便利なものだろう。日常生活の多くを習慣でこなさなかったら、現在の生活は我々の脳を過負荷状態に追い込んでしまう。

例えば、呼吸したり歩いたり、あるいは、お茶を入れるために、いちいち意識して考える必要がある、という状況を想像してみよう。何一つ完遂することはできないだろう。

パターン化された思考は、我々の心のなかに深く根をおろしている。

習慣的な思考や行動には利点があるが、その一方で限界もあり、これが時として危険を巻き起こす。習慣はクリエイティブな思考を制限し、本当ならありえない選択肢や、神経反射が無批判に受け入れるような仮説に導いてしまうことがある。

あなたは日々の仕事を、どのような仮説に依ってこなしているだろうか?ひょっとすると、その仮説は、仕事をはるかにスマートにやり遂げるための方法を妨げているかもしれない。それらの仮説に検証の眼を向けた時、何が見つかるだろうか?

今朝、とある女性ジャーナリストの記事を読んだ。つい最近アフガニスタンを訪れた時のことだった。彼女は女性の権利について取材していた。私はこの件は専門家ではないが、アフガニスタンでは女性は窮状におかれており、それらは今でも原始的とも呼ぶべき形で残っているという。特にタリバン支配地域において酷いが、その一方で一部では、改善の兆しも見られる。

今日では女子に門戸を開いている学校は多いし、また女性が仕事に就くことも許されるようになった。男女平等についても進歩が見られる。2003年制定の新憲法は女性の権利を強化し、また、2009年にはアフガニスタンは「女性に対する暴力撤廃法(EVAW)」を採択した。しかしながら、アフガンのウォッチャーたちは、この面で物事が進む速度に懸念を示している。

この女性ジャーナリストは、女性のグループとのインタビューを手配した。女性の夫は村の外にいる時間を指定し、彼女たちがオープンに話せるよう配慮した。

インタビューの当日、この女性たち全員が、夫の10メートル後ろを歩いてくるのが目に入った。

ジャーナリストはがっかりした。これは、従属的な態度という以外の何物でもないではないか。彼女は、なぜそんなことをするのかと、女性の一人に尋ねた。女性はもっと自由に行動すべきではないのか? 

 アフガニスタンの妻はまっすぐにレポーターを見て、こう言った。「地雷が埋まっているのよ」

原文: You May Think That


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