油を注ぐ

公開されました: 1 15 , 2015
投稿者: アラン・スミス

原油価格が下がることを喜ばない人達がいる。石油産業だ。高価格と需要の高まりの中、これまで栄光の日々を過ごしてきた。だが石油産業以外の人達にとって、原油価格の低下は喜ばしいニュースだ。

組織で交渉者にあたる人として、原油価格が自社の製品に及ぼす影響について改めて見直す良い機会だろう。この機会をどのように形にしてゆくのかは、あなたが交渉者として石油の供給側に居るのか、購入する側に居るのかによって異なる。

原油価格は下がり続けており、数ヶ月前と比較して1バレルあたり30ドルも安くなった。主要産油国にとっては重大な出来事だが、目先の経済にはとてつもなくポジティブな影響を及ぼしている。もしあなたがクルマを運転する時間が長くガソリンスタンドで一息つくことが多ければ、よくご存知だろう。もちろん、ポジティブな影響は社会のあらゆる部分に及ぶ。

原油は製造やロジスティクスの大きな部分を占めており、主要なコスト要素でもある。

「ロケットと羽根」の例えがメディアで喧伝されている。価格が上がるときはロケットのように上昇し、価格が下がるときは羽根のようにふわふわといつまでも浮いて漂っている。

燃料や原材料は製品価格に大きな影響を及ぼすので、これらの価格変動が製品価格に紐付けられるよう合意がなされていることが多い。もしくは、先物取引のように、ある価格で合意することのリスクを、どちらかの当事者が一方的に担う形になっているかもしれない。

あなたの属する組織は市場の変化にどのように対処するのだろうか。将来の価格を予測することは出来ないし、そもそも今回のよう急激な変化が起こりうることすら考えることが難しい。これらの変化のなかでどのように交渉してゆくのか、戦術的な視点が求められる。 今この瞬間にサプライヤーや顧客に対して取っている行動は、現在のビジネスのみならず、今後何年にも渡るビジネスのありかたにも影響を及ぼしてゆく。

一つだけ確かなことがある。変化は常に起こる。変化は起こるまでは分からない。変化にどのように対応してゆくのか、これこそが交渉の中心的な役割だ。

原文: Pour Oil on It


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