究極の選択

公開されました: 8 27 , 2015
投稿者: ロビン・コープランド

8月21日付け英国公民保険サービス(NHS)のレポートが興味深い。電子タバコの有効性審査についての報告書であり、電子タバコは普通のタバコよりも95%安全であること、また、禁煙のために電子タバコの効果を認めている。審査の結果、電子タバコは2016年から許認可の対象とすべきであり、禁煙の補助手段として認められるべき、という。

電子タバコの製造業者は医薬品・医療製品規制庁(MHRA)の登録対象とし、電子タバコを禁煙出来ない人のための治療薬として登録すべきという。電子タバコが本当のところどのような健康リスクを引き起こすのかについて、レポートは「長期に渡りかなりの人口のもとで監視されるまで、本当のリスクは分からない」と述べている。ただし、通常のタバコと比較して、彼らは「二悪のうちの、マシな方」の選択と報告書は述べている。

ある種のドラッグを合法化しようと主張している人たちも同じロジックを使う。犯罪者にドラッグをコントロールさせるのではなく、禁止を解いて、流通や使用をコントロールしたほうが良いのではないか?

OK、私はドラッグ合法化も、電子タバコの医学的な利点も、これ以上論議する気は無い。「二悪のうちの、マシな方」つまり「究極の選択」は、相手が他の状況なら拒むようなことを呑ませる際の交渉で使われる。さらにまずい選択肢を示し、相手が二悪のうちマシな方を受け入れてもらうようにする、ということだ。

このテクニックは極端な状況で使われることが多い。死刑執行の際に、薬物による処刑か電気椅子による処刑か、選ばせる、といったような。このような選択が提示されるまで事態が進展してしまったとしたら、ひょっとすると、交渉の時間は既に終わっているのかもしれない。

原文: Lesser of Two Evils 


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