オンラインショッピング

公開されました: 7 23 , 2015
投稿者: デビット・バニスター

最近とある女性記者による興味深い新聞記事を読んだ。記事は、彼女のいうところの「高級スーツに身を包んだ自動車セールスマン」の終焉を好意的に報じたものだった。魅力あふれる男性が爽やかにクルマを売り込むという行動は過去のものとなり、女性がクルマを買う前に主人と相談しなくてはと考えさせられることも無くなったという。この記事を読んでUKにおける新車と中古車の市場について調べてみる気になった。結果は実に興味深かった。インターネットを通してクルマの購買行動は大きく変わっていた。ネット時代の前、イギリス人はクルマを購入する前に平均5回はディーラーを訪れていた。現在、購入の事前情報は、殆どの人はネットで調べている。どのクルマを買いたいのか、ファイナンスプログラムは何を使うか、現車の下取りなど、すべてネットを通して指定できる。「高級スーツ」を一度も目にすること無く買ったクルマを自宅に届けてもらうことすら出来る。過去数年の間に英国のディーラーを訪れる人の数は3000万人から1500万人に減っており、2018年には700万人にまで減ると予測されている。まさに革命だ!家に続いてクルマは人生で2番めに大きな買い物なのだそうだ。そして、この2番めに大きな買い物を、人間を一切介在させずに完結することが出来る。驚くべき話ではないか!...だが、それで良いのだろうか?私が自分のクルマを買った時には、スコットワークで教えている通りのことをした。ひとつひとつ、ディーラーと話しながら、この購入を豊かなものにしていった。結果、いくつかの追加サービスを得ることが出来、この取引を心地よく、自分だけのものにすることが出来た。妻のジェーンにとって意義深い追加サービスは、自動車メーカーのTシャツを来たかわいいテディベアだった。私が契約書にサインしようと手を動かそうとする最後の瞬間、「あと一つだけ」と切り出したのだ。

ノートパソコンを購入するために交渉したことはあるだろうか?たぶん交渉できないだろう。思うに、オンラインショッピングで物事が完結してゆく傾向は、ほとんどの状況で売り手の優位になるようだ。ウェブサイトには商品価格が掲出される。だが、ぴかぴかの金属の塊に乗ってハイウェイを走り、ご近所に新車についての説明をするときに、ちょっとした価値を感じることが出来る諸々の小さな追加サービスはどうなってしまうのだろうか?1年点検ではディーラーがクルマを取りに来て、終われば家まで戻してくれることは大事ではないのか?ディーラーはデディベアをほとんど無条件に譲歩してくるのではないか?

オンラインショッピングによってクルマの潜在購入者はディーラー優位な場所に押し込まれ、交渉できる範囲が狭められているのかもしれない。私にはよくわからない。だが、次にあなたが新車を購入するときには、クルマについて調べるのはネットでも構わないけれど、高級スーツに身を包んだセールスマンと時間をとって会うことをお勧めする。彼がどれくらい売る気があるのか、デディベアの見返りに自分が何を与えているのかを、よく見極めよう。

 

原文: Internet Shopping – Not As Much As You Could Wish For?


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