望むことをはっきりと

公開されました: 8 07 , 2014
投稿者: ロビン・コープランド

つい最近、私はアイルランドのコークに居た。美しい街であり、もしも行ったことが無いのなら訪れることをお勧めする。天気は爽やかで、暑すぎも寒すぎもしない。実のところ、この地域には一年を通しての平均的な気候といったものは存在しない。天気はその折々で変化し、この地の人々はいつも天気について話している。もし天気について話さなくてよくなったら、それは静かな場所になるだろう。北の気候に慣れた自分のような人間にとって、完璧な天気だ。しかしながら、だからといって、この地の天気がいつも爽やか、というわけではない。実際のところ、暑い日はある。私が居た週は、一年のうちで最も暑い、ともかくも、ともかくも、暑い週だった!

市の中心部にあるホテルの最上階が自分の部屋だった。ホテルの建物は、一日陽がさしている間中の熱を貯めこむように設計されていたとしか思えなかった。建物には複雑な配管や放熱器が張り巡らされており、空気中の熱をすべて414号室に集めるように設計されていたに違いない。そして、不幸なことに、この414号室こそ、私があてがわれた部屋だった。

これだけでも十分に結構な話だが、この話にはさらに興味深い側面がある。414号室はホテルの正面側であり、マッカーテン通りに面している。変な名前の通りを一つ挙げよと言われたら、この通りこそ、まさにそれだ(訳注: McCurtain=カーテンの息子)。マッカーテン通りはコークの宵にはもっとも賑わいをみせる通りだ。

いくつかの選択肢があった。

  • 窓を閉め切って騒音を遮り、サウナの暑さの中で眠るように頑張る
  • 窓を開いて、通りの騒音や酔っぱらいの騒ぎを聞きながら一晩中寝ないで過ごす(ちなみに部屋のサウナなみの暑さは変わらないが)
  • ホテルに、部屋があまりに暑すぎると文句を言う

私は一番最後の選択肢を選ぶことにした。相手を説得すべく多くの言葉を費やし、電話の反対側で対応しているホテルの従業員は、この部屋がどれくらい暑いのか、酔っぱらいがどれくらい喧しいのか、通りからの排ガスや騒音がどれくらいひどいのか、完璧に理解してくれただろうと確信した。自分がどれくらい説得力に富んだ話をしたか、自分を褒めてやりたかった。そして、裏の川に面したエアコン付きの部屋にアップグレードしてさしあげましょう、という言葉を待った。

その言葉はやってこなかった。そうではなく、彼女は「申し訳ありません」と言った。私はなにかをぶつぶつとつぶやき、手間をかけて申し訳ない、まぁそれほど大きな問題ではないし、子供じゃないのだから、これくらいのことで大騒ぎしない、と自分に言い聞かせた。彼女はとても感じが良かったし。まぁ、そういうことだ。

もし次の機会があったら、今度は自分の困難を解決するためにホテルがなすべきことをはっきりと求めたほうがよさそうだ。もしくは、不自由の賠償として自分が受け取りたいことを。なによりも、自分が求めるものを具体的に特定して求めなくては!

原典: What I Need is a Fan


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