汝の敵を知れ

公開されました: 4 10 , 2014
投稿者: アラン・スミス

伝説的な兵法家である孫氏は「敵を知るためには、自らが敵にならなくてはならない」と言った。

ロバート・リンゼイの演劇”Dirty Rotten Scoundrels”の評論を読んだ時、この有名な言葉を思い出した。記事はリンゼイの政治思想に関する過去に言及していた。

私の年代の人々にとっては、リンゼイはTVの連続ホームコメディー"Citizen Smith"での不運なマルキストの役で知られている。11年間も続いたドラマ"My Family"よりはずっと良いドラマと思うのだが。

ともかく、リンゼイは悪名高き左翼であり、政治色の強い演劇に多数出演して怒りにみちた主張を繰り返してきた。彼が”Becket”を演じた際には、マーガレット・サッチャーが観劇していた。サッチャーは劇がはねた後、リンゼイをディナーに招待したいとうメッセージを送ったが、リンゼイは断った。リンゼイはサッチャーを支持しておらず、首相に会うことを拒んだ。首相は一人でディナーを取ったという。

リンゼイはこの話を父親に語った。父親はダービシャー州の労働組合員だった。父親はリンゼイに、なぜ断ったのかと尋ねた。

リンゼイは、サッチャーの政治姿勢のせいだ、と答えた。「そいつは、お前の考え方にはどのみち関係がないだろう」と父親は言った。「一体何てことをしでかしたんだ!本当のところサッチャーがどんな人間なのか、見極めなきゃいかんだろう?」

父親がどれほど賢い人間なのか、その時初めてわかったとリンゼイは述べている。

対立不一致の存在する状況下では、相手の視点で物事を考えてみることをせずに、他者を避け、相手が消えることを望んだり、説得的な論議によって自分の見方を押し付ける、ということを行いがちだ。これらは本質的な問題だ。

前向きで建設的な論議をしたりクリエイティブな解決方法を見つけるために使うべき時間が、怒りや防御、復習に費やされてしまう。策略がクリエイティブな思考を消してしまう。

双方が受け入れられる解決を見つけられるかどうか、相手をどれだけ巻き込めるかにかかっている。

さもないと、あなたの宿敵は、単にあなたの鏡写しになってしまうだろう。

原典: Know your enemy

 


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