名は体をあらわす

公開されました: 6 12 , 2014
投稿者: アラン・スミス

ハリケーンと死傷者の関係を調べていた研究者は、奇妙なことに気がついた。

人間がハリケーンの進路を追跡し発表するようになって以来ずっと、ハリケーンを個別に命名して識別する方法は課題となっている。20世紀半ばまで、アメリカのメディアや気象関係者は、発生時期、地域、規模に基づいて名前をつけてきた。例えば、1722年の巨大ハリケーン、1900年のガルベストン・ハリケーン、1935年のレイバーデイ・ハリケーン、1913年の大嵐、など。

第二次世界大戦中、米海軍の気象専門家が太平洋上のハリケーンを追跡している際には、天気図を分析するために、ハリケーンにもう少し良い名前をつける必要があると気がついた。熱帯サイクロン(ハリケーン)に配偶者やガールフレンドの名前がつくようになったのは、その時以来である。1960年代、フェミニズム運動が盛んになり、破滅や死をもたらす気象現象に女性の名前のみを使うべきではない、という批判が展開されるまで、この習慣は続いた。

それ以降、ハリケーンは男性の名前と女性の名前で交互に命名されている。

さて、そろそろ、「奇妙なこと」について。

研究者の発見は次のようなものだった。女性名のハリケーンのほうが、男性名のハリケーンよりも、大きな損害を出しており、死者も多い。ハリケーン・ペネロペ(仮にそういう名前のハリケーンがあったとして)が直撃する、と聞いても、人々はその破壊力についてあまり心配しないが、ハリケーン・バート(同じく仮にそういう名のハリケーンがあったとして)が真っ直ぐにこちらに向かっている、と聞いたら、真剣に受け止めざるを得ない、ということなのかもしれない。ハリケーン・ペネロペに備えて、窓を塞ぎ、避難し、飛ばされやすいものを固定する、という備えの行動には結びつきにくいのかもしれない。結果として破滅的な被害を引き起こす。

これを知った時には考えこんでしまった。

私はこれまで、営業やサービス産業のクライアントと数知れず働いてきた。彼らは一様に購買部門を嫌悪しており、購買部門とのミーティングが避けられなくなった時は、極めて神経質になった。また、購買側の企業のために、購買の効率性を改善するサービスを行っている人達と仕事をしたこともあった。彼らは売り手を信頼せず、売り手は常にこちらを煙に巻いたりミスリードしようとしている、という疑念をもって売り手とのミーティングに望んでいた。

このような状況では、いかなる創造性の出る幕がなく、また、いずれの側からも価値は作り出せないだろう。双方が長期的な関係性を目指している場合は、特に障害になる。

まずは、名前を変えてみてはどうだろうか?

どのような名前がよいだろうか?

原典: It's all in the name


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